そのワケは・・・もしかすると・・・あの方のおかげでは・・・？

「見かけたことある人〜〜〜！」

そうっ！！

大阪ステーションシティが毎日キレイなワケは高い志を持ったお掃除プロ軍団「JR西日本メンテック」さんが存在してるからやねんてー！

動き続けるターミナル駅を清掃チームの皆さんがせっせとお掃除してくださってるからこそ私達は毎日気持ちの良い状態で利用できているのですっ！

感謝〜〜〜！

それにしてもこの広大な駅一帯を毎日ピカピカに保ち続けているだなんてスゴすぎひん？

どんな技術使ってお掃除してるんやろう・・・もしかして、めっちゃスゴい洗剤とかハイ パーなメカを使ってるとか？

と、気になった私達は・・・

「清掃チームの人たちってどうやってお掃除してるの？」

「プロならではのスゴテク、超メカ使ってるの！？」

「もしも家庭でも活かせるのならそのプロテクあやかりたい・・！」

こんな疑問を解決するべく、JR西日本メンテックの皆さんへお話を伺いに行ってきましたぁぁぁ！

おっと、あちらからやってくるのは・・・

ザッ・・ザッ・・ザッ・・・

あれが噂の・・・お掃除戦隊プロ軍団・・!

キャーーー！
目にも鮮やかな水色のユニフォームに身を包んだお掃除戦士たちがやってきたー！

まずはJR西日本メンテック大阪北エリア営業所副所長に話を聞いたよ！

──今日はお掃除のプロである皆様が日々どのようにお掃除されているのかを拝見させていただき、そのテクニックをおうちのお掃除にも活かせるようにしたいと思っています！どうぞよろしくお願いいたします！

副所長：よろしくお願いします！ここは一日の乗降者数が『約84.5万人』そして『約1500本』もの列車が発着する西日本最大のターミナル駅です。

私達はそのOSAKA STATION CITYの美化・安全・行き届いたサービスを目指して、24時間365日稼働しています。

──駅は盆も正月も関係ないですもんね。いつもありがとうございます・・！

係長：さっそくですがお掃除に必要な4つのマストアイテムってご存知ですか？

──え！？マストアイテム・・！？なんやろう。雑巾、洗剤、たわしとほうきとかですか？！

係長：いいえ・・正解は・・・『洗剤・時間・温度・道具』 この4つです！

──全然ちゃうかった〜〜〜！！

係長：洗剤や道具といったツールのほかに、洗剤をより効率的に反応させるための 「時間」と「温度」これが大事なんです。

──なるほど〜〜！たしかに言われてみればその通り。「温度」は盲点かも！

係長：どんなにいい道具を揃えてもこの四原則を知らないと効果が減ってしまって もったいないことになるんですよ。

係長：そのことを踏まえて、さっそくお掃除していきましょう！私達が普段お掃除している様子を参考にして是非おうちのお掃除にも活かしてみてくださいね。

──は〜〜〜い！

静電気パワーで壁のホコリを引き寄せる！

松下さん：まずは LEVEL1の「壁」のお掃除からやっていきましょう！

──カベ・・・！（そんなん掃除することある！！？）

松下さん：壁のお掃除というと「そんなのめったにやらないわ・・・」と思われるかもしれませんが、

──・・・バレてる。

松下さん：「ホコリを取る」と思ってもらえれば分かりやすいかなと思います。

──それならイメージしやすい！我が家は男の子3人いるのですぐホコリが溜まるんです 〜・・

松下さん：ホコリを取るために使う「ほこり取り」。まずはこちらの使い方をお見せしますね。

──私も家でよく使いますけど、ホコリを根こそぎ取り除きたいから出来るだけモップを押し付けてゲシゲシしてます！

松下さん：ふふふ・・・。
オギャ子さん。ちょっと見ていてください。使う前にボクたちは・・・ある1ワザを加えているんですよ。・・・・・スゥ・・・・せーのっ・・。。

＼引き寄せ！トルネードスクリュ〜〜〜〜！！／

シャキーーー！！！ドゥルルルルルるrr！！！

──えええーーー！！なになに！！！？急にナニ〜〜！！！？どうしたん！！

松下さん：失礼しました・・・
ほこり取りの材質にもよるのですが、このようにぐるぐると回して静電気を起こすんです。

──なんのために！？

松下さん：こうすることで、静電気でホコリが勝手にこっちへやってくるん です・・フッ。
どんなに僕から離れようとしたって・・・離れられないんですよ・・・・フッ。

ツァーン・・・・！！！

これぞまさに引き寄せの法則〜！

──こっちから奪いに行くのではなく、向こうから来させるんですね・・！？

松下さん：そうです。静電気を起こしてしまえばあとはこっちのもの。押し付けたりしないで、そっとソフトタッチで撫でるだけで・・ホコリがついてくるついてくる〜

──きゃ〜〜〜やだ〜〜〜 💛💛
吸い寄せられちゃう〜〜💛💛

副所長：上から順番にホコリをとったあとは、乾いた雑巾で平行に、かつ一方通行で 均一に拭いていきます。

副所長：往復で拭いてしまうとせっかく拭いた汚れがまたくっついてしまうので、から拭きは右から左へ右から左へ一方通行ね！

──は、はいっ！！

プロの角度はこうだ！必殺技で窓をピカピカに

松下さん：お次は窓のお掃除へいきます。

──わあああ・・ビルのお掃除は窓が多いのですっごく大変そう！自宅では窓のお掃除は大掃除ぐらいでしかやらないけど、本当は毎日ピカピカの窓を眺めたい・・！

松下さん：窓の掃除のポイントは・・・

＼必殺！スネイク斬りっ！！／

──なんでもやってくれる・・・。

シャキーーーーン！！！！

──わぁっ！また始まった・・！ビックリしたやーん！スネイクってなに（笑）

松下さん：まず、窓の掃除は3つのステップが大事になってきます。

1. 洗剤を使って汚れを落とす。
2. 濡れた雑巾でしっかりと拭き取る。
3. 最後にから拭きする。

──大きなビルの窓の掃除をするからすごく特殊なものを使ってるのかと思ったけど、とてもシンプルな3ステップやん！

松下さん：そうです。洗剤も特別なものでなくて、中性洗剤、食器用洗剤などで大丈夫です。窓拭きに使うウォッシャーを絞る時ももちろん素手で絞ります！！

ぃよ~~~~！ポンッ！！！

──男は黙って・・素手！

松下さん：基本的に掃除をする時は、素手でやります。 手袋をしていると汚れ具合や落ち具合が分かりづらいからですね。

続いてウォッシャーに洗剤をひたして窓の汚れを浮き出したら、濡れた雑巾で拭いていき、スクイジーでしっかりと水を切っていきます。

スクイジーはこんな感じでスッ・・と寝かせるように当て、

そのまま蛇のように滑らかに窓の上をスススッと滑らせ〜、終わりに近づいてきたら横に切って・・・・スッ！・・・水滴を拭き取ります。これぞ・・・

スネイク斬りっ！ですね？！

松下さん：はい・・・・

──かっこいい〜〜〜！

松下さん：窓の拭き残しは跡が目立ちやすいので、とにかく最後はしっかりとから拭きをしてください。

──こんなに綺麗に拭いたあとに速攻誰かの手形がべったりついたとしたら・・・・私なら 「カー！！」とか言っちゃいそう。・・とかそんなことばっかり考えてしまったのは内緒。

もちろんそんな状況は日常茶飯事。
いちいち心かき乱されないプロお掃除軍団なのであった・・。

ゴシゴシ厳禁！洗面所は優しく洗う

松下さん：続いて洗面所です。

──着々とレベルを上げていってますね〜。やはり水回りは気になる主婦の方、多いんじゃないでしょうかー。

副所長：私達は7つ道具が入ったポシェットを常に腰にぶら下げてるのですが、いつも持ち歩いてるこの道具で移動してる隙に掃除をしていくことも多々あります。

──・・・・と、言いますと?

副所長：歩きながらガムが貼りついてる箇所を見つけたらこそぎ取ったり、移動している最中にホコリを見つけたらサッと取ったり。いわゆる『ながら掃除』というやつですね。

洗面所の蛇口も同じように、自分がお手洗いに行ったついでにさっと蛇口を拭いてから出てしまいます。

──なんと〜〜〜！移動してる時間でさえも惜しまないマルチタスク感・・！1秒も無駄にしないお掃除愛・・！

『歩くついでにホコリをとる』『トイレに行ったら蛇口を磨く』そういう小さな”ながら”を”継続”させることが綺麗への第一歩なのかもしれない！

おっとここで松下さんの

＼くもりサーチセンサーがぁぁぁ！？ビビビビビ！！！！／

──松下さんの目はごまかせない！

やはり水回りなだけあって汚れセンサーも厳しく光る・・・！気になる気になる！

私がお掃除する時には・・・、なんでもキレイに落ちるメラミンスポンジでゴシゴシゴシ〜〜〜っと汚れをこそげ取ってましたぁぁぁ・・・！

松下さん：わーーー！ダメです メラミンスポンジ厳禁です！

──ガガガビーーーン・・・！なんでやーーー！！ そうなんです・・メラミンスポンジは厳禁なんですって！

私がこのことを知ったのは数年前。。。それまで本気でメラミンスポンジが良いと思ってゴシゴシあちこちこすっていました。

松下さん：洗面台は陶製なので傷をつけてしまうとさらにそこに汚れが入りこんで黒ずんでしまいます。

──キレイにしてるつもりがただ傷つけただけだった〜〜〜ショック〜

松下さん：洗面台は、スポンジの柔らかい方を使ってください。

──スポンジですらも柔らかい方で！？

松下さん：そうです。スポンジに酸性の洗剤をつけたら柔らかい方でよくこすっていきます。そしてゴミ受けも外してキレイにし、細長いブラシで排水溝の奥の方もキレイにします。

そこまで出来たら、今回のマストアイテム、マイクロファイバー・・! マイクロファイバーでしっかりと拭きあげます！

そして蛇口ももちろん硬く絞ったマイクロファイバーで・・!
キュキュッっとグリップ効かせて吹き上げますっ！

──蛇口が綺麗だと洗面所全体が輝いて見える〜！

松下さん：鏡は固く絞った濡れ雑巾で汚れを落としてから、最後はやっぱりから拭きですね。

──はっはーん・・わかってきたぞ〜〜。すべてのお掃除の最後はやはりから拭きで終わるらしい。

1にから拭き、2にから拭き。すべての所作の〆は「から拭き」にあるのだ・・・！

押してダメなら引いてみろ！掃除機の「基本のキ」

松下さん：さぁ、いよいよ佳境に入ってきましたよ！
・・とその前に、意外と知られていない掃除機の基本の「キ」ご存知 ですか？

──待ってました！掃除機！！

──私、家事の中で掃除機が一番好きやねん！

だだだだだぁぁぁぁっと超スピードで目に見えてキレイになっていく様子がわかる達成感を味わいやすいやん！？

──掃除機はコードレスだからイノシシのようにドドドドドドd~~~~っと突進やぁぁぁぁ・・！

松下さん：いいえ、オギャ子さん。ストップストップ。まだまだ青いですね・・・・押すだけじゃダメなんです。引き際が大事なんです・・・

──んあっなんですってぇぇ！！？

松下さん：押すだけでは吸えていないんです。

──嘘でしょ！？

松下さん：嘘じゃありません。 掃除機は押す時よりも引く時の力の方が強いんです。押してばかりだとゴミを前にまき散らしてるだけ！

押したら引く！

押すより「引く」ことを意識して掃除機をかけてみると吸引力が全然違ってくると思います。

──カァぁァァァ〜〜〜〜！！！！ 完全に間違えてたぁぁぁぁ！

係長：カーペットの場合は毛の流れを把握して、毛の流れに直角になるように掃除機 をかけるとキレイになりますよ。

副所長：あとは掃除機をかける時には掃除機の「向き」が大事。

──向き・・？向きって何や・・・（宇宙） 私はフローリングの木目に沿ってかけてるで。

副所長：掃除機は3分の1が重なるようにかけていくとくまなくキレイにできますよ。

──3分の1・・・？

副所長：そうです。前後に掃除機をかけてるだけではキレイになってる箇所が少なく なってくるので、さっきかけたところと次にかけるところが3分の1はかぶるようにして かけていきます。

つまりそのためには掃除機を少し斜めに押して、まっすぐ引く。 斜めに押して・・・まっすぐ引く。この動作が基本になります。

──ええええーーーーー！！！！まっっったく知らなかった！！

↑↓↑↓ってかけてたけど、ほんとは⤴↓⤴↓で3分の1は重なるようにしてかけるのが正し かったのか〜〜〜！
斜め上からの〜〜〜まっすぐ♬ 斜め＆ターン！♬ 斜め＆ターン！♬

ルンたった・・・ルンたった・・・♬ ステップ踏みながら軽やかにかけまくっちゃって〜〜〜！

そんなところにこだわるの？！ラスボストイレに立ち向かえ！

──さぁぁぁ・・！いよいよ大詰め・・・！掃除で最も忌み嫌われがちなラスボスゾーン！

おトイレでございます〜〜〜！

バァァァァァーン・・・！

最難関、トイレをやっつけるためには・・・・

＼フォォオオオオーーー！！！！／

──な・・なに！！！？ レイザーラモン！？

「ふぉぉおおおーーー！！！」

──わかったわかった・・・！なに！？

松下さん：トイレ掃除には・・フォー！！！ ・・すみません、もうやめときます。
トイレ掃除はこちらの4色に分かれたタオルがカギになります。

──ほほ〜〜・・・！たしかに、ピンク、黄色、ブルー、白の4色カラーが並んでいる・・・！これがトイレ掃除と、どう関係してくるの？

松下さん：さっそく始めていきましょう！
便座は、外れるタイプのものであれば外して、下部をキレイにしていきます。 そして、今度は便座のフチの内側を磨いていきます。 洗剤は酸性のものを使ってください。

松下さん：便器は奥と手前が1番汚れやすいです。 特に奥（おしり側）は汚れがたまりやすいので、入念にしていきます。 時には鏡を使って裏側をチェックしたりすることも。

──鏡を使って汚れチェックなんてしたことない・・！のぞいてみたいけど、ちょっと恐ろしくて勇気が出ないよ〜！

松下さん：全体を磨けたらここで取り出すのが・・・黄色！

──なんとここで黄色を手に取った・・・！？

松下さん：便器の裏側などを拭くには黄色のタオルを使います。

──画期的・・・！

タオルを色分けして場所ごとに分かるのか〜！

尿などが飛び散りやすい場所の仕上げは黄色のタオルで！

──便器の裏を拭いてしまった雑巾でうっかり便座を拭いてしまわないよう、ひとめで分かるように色分けしてるんですね〜！

松下さん：便座の裏側が綺麗になったら今度は表側。表側は直接肌が当たる場所なので「白タオル」を使います！

──なるほど〜〜！ ちなみに私は、この便座の表側にも洗剤を撒いていたんですけど合ってます？

松下さん：肌が当たる場所には基本的に洗剤を使いません。

──きゃぁぁぁぁー！間違えてた〜〜！

松下さん：洗剤の成分が残っていて、万が一それがお肌に当たって肌トラブルになってはいけませんので白いキレイなタオルで拭くだけです。そして最後は、床と土台をピンクタオルで拭きます。

──お見事！！お掃除するパーツによってタオルを変えていく・・！こんな方法は全く思い浮かびませんでした！

松下さん：お掃除する場所によって

4カラーを使い分けるんだぜっ・・!

──決まったーーー！

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さてさていかがでしたか？
色々とお話を聞いてみたら・・驚きの事実が分かったよね〜〜〜！？

百戦錬磨のプロお掃除軍団のスゴテクを解明しようと突撃したけど、意外と使ってる 道具は・・・普通・・・（ごにょにょ）

いやいや、逆に言えば「あれやこれやお掃除道具買わなくても大丈夫だよ」のメッセージとも受け取れるかも！

オーソドックスな道具しか使っていないのにも関わらず、 ちょっとした「コツ」でより効果を発揮できるように考えられていて、目から鱗！メガネバリーン！

活かすも活かさぬも自分次第うちに活かせるヒントをたーーーくさん頂いちゃいました！

そしてさらに驚いたのは、彼ら・・仕事で1日掃除しているのにも関わらずおうちでもお掃除を楽しんでるねん！！

どんだけーーーー！

まずは「掃除に恋する」このメンタルが大事なんじゃないかなと思いました！

というわけでJR西日本メンテックの皆様。 本日はどうもありがとうございましたーー！

＼どういたしまして〜〜！／

24時間365日、休まずキレイな大阪駅を保ってくださる戦士たちに頭があがりません！

今度からお見掛けしたらきちんと口に出して「ありがとうございます」って言おう・・・！

そして4人は足早に次の目的地へと去っていったのであ〜〜る

今回ご協力いただいたのは・・・